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できれば歯の矯正をしたい、と思っている方は少なくありません。ただ、差し歯や、茶色く変色した歯をみて諦めている方も少なくはありません。ここでは、50代からの歯の矯正のメリット・デメリットから矯正装置について紹介しています。
歯並びが悪いと、無意識のうちに左右のどちらかに偏って食べ物を噛むようになっています。このことで、顎が歪んでしまい、頭や背骨にも影響を与え、肩こりや頭痛などの原因になることもあります。歯並びを整えることで、顎の歪みが改善され、肩こりや頭痛などの体調不良の改善へ繋がるといったメリットがあります。
歯並びを整えると、食べ物をよくかみ砕くことができ、味わうことができるようになります。このことで、食べ物の消化を良くすることができます。また、食べ物をかみ砕く際に、一部の歯に過剰な力がかかることがなくなり、歯や歯茎への負荷も軽くできます。さらに、歯並びがキレイになることで、日々のお手入れが楽になり、虫歯や歯周病の予防へつながることで、健康な歯を維持できる確率も高まります。
歯の矯正装置を付けている期間は、個人差もありますが約2年から3年かかります。その間は、月に1度の通院が必要です。さらに矯正期間中は、歯磨きや装置の手入れを念入りにする必要があります。そのため病気などで長期入院の可能性が人は、歯科矯正をするか慎重に検討する必要があります。また、歯の矯正装置に金属を使っている場合は、MRIやCTに影響がでる恐れがあるので、検査が必要な場合には主治医に相談しましょう。
歯の矯正は、歯や歯茎が健康であれば何歳でも受けることができます。しかし、歯の本数があまりにもすくないと、歯の矯正治療を受けることができない場合があります。また、インプラントやブリッジなどをしている場合、種類によっては動かないものがあります。そのため希望の治療ができない場合や、高額になってしまうことがあります。
インビザラインは、オーダーメイドの透明マウスピース型を使った矯正装置です。一日20時間以上の装着をして治療を行います。また、取り外し可能なので、食事や歯磨きがしやすく、口の中を清潔に保つことができるメリットがあります。
リンガルブラケットは、歯の裏側に矯正器具を装着します。歯の表側矯正に比べて歯磨きはしにくくなりますが、歯の裏側は唾液が循環しており、唾液の殺菌作用により細菌が増殖しにくくなるため、虫歯のリスクの減少につながることがあります。
セラミック・プラスチックブラケットは、従来の金属製のブラケット部分をセラミックやプラスチックを使って目立ちにくくした矯正装置です。金属を使っていないので、金属アレルギーの方でも使うことができます。
歯の矯正治療は、健康な歯の方であれば、何歳になっても受けることができます(その時の口の状態にもよります)。歯を整えることで、肩こりや腰痛の不調のほか、健康な歯を維持する確率が高まります。なかでも、インビザラインは取り外しが可能なので、食事や歯磨きがしやすく、口の中を清潔に保つことができるといったメリットが多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
※2019年10月現在、各公式サイトで公表しているインビザラインプロバイダーランクです。