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マウスピース矯正(インビザライン)

公開日: |更新日:

マウスピース矯正はマウスピースで歯列を矯正する方法です。自分で着脱できて透明に近い色味なので、見た目を気にせず矯正できます。
マウスピースにはいくつか種類があり、インビザラインやアソアライナーなどのメーカーがあります。本ページでは主にインビザラインについて解説していきます。

マウスピース矯正(インビザライン)の種類

マウスピース矯正といえば「インビザライン」を使用する歯列矯正が有名です。そのインビザラインにも、適用範囲に応じた種類があります。

インビザライン・フル

インビザラインでの矯正を行う場合、多くは「フル」を利用します。歯列全体を矯正します。アライナーの枚数も無制限。歯の移動も噛み合わせも丁寧に調整します。
金額の目安:70~90万円程度

インビザライン・ライト

インビザライン・フルと同様、歯牙全体を動かせますが、期間とアライナー数に制限があるため、適応症例が限られます。軽度な症状(歯の隙間を閉じる、軽度のでこぼこを整えるなど)の治療に使用されることがあります。
金額の目安:40~50万円程度

インビザライン・i7

アライナーを7枚分使用する矯正。アライナーの追加は1回まで可能です。1~2本のみの移動で済む症状や、治療後に後戻りしてしまった場合の再治療に使用されます。
金額の目安:30~40万円程度

インビザライン・iGO

移動範囲を「第一小臼歯間(前歯の部分)」に限定したインビザライン。前歯の矯正に特化しているため、前歯の歯並び・噛み合わせだけ調整したい場合は選択肢に入れられるでしょう。
金額の目安:40万円程度

マウスピース矯正(インビザライン)のメリット

周囲の人に気づかれにくい

装着するマウスピースは0.5mと薄く、透明なので、周囲に気づかれにくいのが特徴です。「歯並びを整えたいけど、見た目が気になる」という方や接客業の方、発音を大切にするアナウンス業の方でもいつでも矯正が可能です。

自分で着脱ができる

自分で取り外しができるので、歯磨きがしっかりできて衛生的です。食事もこれまでどおり行えるのでストレスがありません。マウスピース自体も、外して洗うだけなのでお手入れ簡単です。

オーダーメイドの装置で違和感が少ない

マウスピースは薄くて柔らかなプラスチック製で、すべてオーダーメイドなのでフィット感があり、装置が口の中に当たるなどの違和感はほとんどありません。また、治療前に独自のシステムで歯の動きを想定し、全ての段階のマウスピースが作られるので、毎回歯型を取ったり通院する必要がありません。通院は1ヶ月半から3ヶ月おきで済むので、忙しい方でも対応できるのが特徴です。

マウスピース矯正(インビザライン)のデメリット

自己管理できないと十分な効果が得られない

自分で気軽に着脱できる反面、装着しないと歯が動かないのがマウスピース矯正です。きちんと矯正するためには、1日17~20時間以上装着することが必要です。もしうっかり装着を忘れたり、気分によって外す時間が長引くなど自己管理ができなければ、治療の進捗が遅れる可能性があります。

さらに費用がかかる可能性も

マウスピース矯正では、治療前に歯の動きをシミュレーションして全ての段階のマウスピースを作ります。もし自己管理を怠り、歯が想定通りに動かなければ、治療期間が長引いたり、マウスピースを作り直すなどさらに費用がかかる恐れもあります。

マウスピース矯正だけでは対応できない症状もある

マウスピースは上あごや下あごを一体として装着する矯正装置なので、部分的な矯正はできません。また、歯のでこぼこが大きい場合や顎の骨格自体にずれがある場合は、抜歯やワイヤー矯正との併用が必要となることもあります。

マウスピース矯正(インビザライン)の治療方法

  1. 初診・カウンセリング
    …口の中を確認し、治療が可能かどうかの簡単な診断と、大まかな費用の説明があります。マウスピース矯正には、様々な症状に対応できる「インビザライン・フル」、軽度の症状・以前矯正をして後戻りした方に適した「インビザライン・ライト」、前歯などの部分矯正に適した「インビザラインi7」などがあり、症状に応じて治療プランを立てます。
  2. 精密検査
    …精密検査では、口の中の写真やレントゲンを撮ります。これを元に治療計画が立てられ、患者1人ひとりの状態に合わせた矯正方法について説明があります。正式な費用や矯正期間などの説明もこのときに行われます。虫歯や歯周病がある人は矯正治療が行えないので、必要な人は先にそれらの治療をします。
  3. 歯型を取り、マウスピースを作る
    …「アライナー」というマウスピースを作成します。口腔内を3Dスキャンして歯型を取り、データをアメリカの専門会社に送って発注します。アライナーは約1ヶ月程度で届きます。
  4. 矯正スタート
    …専用のシステムでシュミレーションを行い、今後どのように歯列が矯正されていくか、矯正後はどんな仕上がりかを確認したら矯正スタートです。マウスピース矯正の注意事項の確認、取り外し方なども練習します。
  5. 1~3ヶ月に1回診察を受けて確認
    …マウスピースは通常2回分渡されるので、2週間ごとに自分で交換しながら矯正を進めます。初回以降は、1~3ヶ月に1回来院して矯正進捗確認を行います。
  6. 矯正治療終了後、保定
    …矯正治療が終了した後は、保定装置を使用します。正しい歯列で顎の骨や周囲の組織が安定するまで保定装置を付けて、後戻りを防止します。3~6ヶ月に1回メンテナンス受診をして、1~2年保定します。

マウスピース矯正がどんな症状に向いているか

人目が気になる方・お子さんにもおすすめ

矯正装置が目立たないので、人前に立つ仕事をしている方や人目を気にする方、多感な思春期のお子さんなどに向いています。また、他の矯正法より通院の頻度が少ないので、忙しく時間が取りづらい方にもおすすめです。
ただし、顎が大きくずれているなど骨格に問題がある方や、歯並びが大きく乱れている・歯が複雑に重なり合っているような方は対応できない場合があるので、医師に相談してみて下さい。

マウスピース矯正を行う際のクリニックの選び方

医師が専門的治療技術を習得していること

マウスピース矯正は、デジタル上で治療計画を作成することもあり、マウスピース矯正を行う医師は専門装置の治療技術を習得していることが前提です。

また、患者さんのアライナーの装着時間数によって結果が変わってきてしまうため歯科医にとってコントロールが難しい治療方法です。マウスピース矯正について知識と経験豊富な歯科医師を選びましょう。

治療のゴールはマルチブラケット装置と同じでなければいけない

ブラケット矯正ではなくマウスピース矯正を選んだとしても、美しい口元と健康的なかみ合わせを手に入れることが目的であることは変わりません。

クリニックとしては、それぞれの矯正方法の違いを熟知したうえでの正しい治療と指導を行い、満足のいく結果を出すことが求められます。

以上の2点を踏まえ、マウスピース矯正を考えるのであれば、専門の知識と設備、そして設備や装置を使う技術を有した医師のいるクリニックを選ぶべきでしょう。クリニックのホームページや口コミ、経験者が身近にいれば話を聞くなどして、情報を収集することが大切です。

監修医師紹介

吉田亜矢 医師

吉田亜矢 医師
  • あやクリニック 歯科・皮ふ科
    http://www.ayaclinic.jp/home/
  • プロフィール:
    明海大学歯学部卒業後に顎顔面外科学分野1講座入局。
    群馬県内総合病院歯科口腔外科部長、埼玉県内歯科クリニック歯科部長ののち、埼玉県川越市にあやクリニック 歯科・皮ふ科を開設。
    院長として多くのお口の悩みを解決している。また、YouTube「あやクリニックTV」の制作もおこなっている。

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術や商品等を推奨しているものではございません。

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※2019年10月現在、各公式サイトで公表しているインビザラインプロバイダーランクです。

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