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歯科医師でさえあれば、誰でも矯正治療を行うこと自体は可能。しかし歯の矯正治療は、一般的な歯科知識に加え、歯並びやかみ合わせを考慮する専門性の高い治療です。
その技術力を担保するために設けられたのが、日本矯正歯科学会の「認定医・専門医制度」です。
矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることによって一般市民の皆さんに適切な医療を提供するために行われているものです。そのために学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」としています。
引用元:公益社団法人日本矯正歯科学会:http://www.jos.gr.jp/roster/
例えば、日本矯正歯科学会の認定医資格を申請できる基準は、次のようになります。
引用元:公益社団法人日本矯正歯科学会:http://www.jos.gr.jp/roster/
上記基準を満たし、さらに学会認定医委員会の審査に合格しなければ、認定医資格を得ることはできません。
つまり、認定医の資格を有する歯科医師は、日本矯正歯科学会がその技術を一定以上と認めているということ。医師の技術力が客観的にわかりにくい矯正の分野で、医師を選ぶ基準の一つに挙げてもよいでしょう。
ただし、あえて認定資格を取得せずに良い医療を提供しようとしている医師がいるのも事実。資格の有無が医師の優劣に直結するわけではありません。
結局は歯科医師とのカウンセリングや治療を通じて「技術があるか」「話をしっかり聞いてくれるか」といった詳細を実際に確認し、自分との相性の良さを確かめるのが最も確実な方法だといえるでしょう。
※2019年10月現在、各公式サイトで公表しているインビザラインプロバイダーランクです。